ホンダの人気ミニバン「フリード」が、2024年6月のフルモデルチェンジからわずか半年で一部改良を発表しました。通常、新型車の改良は1年程度経過してから行われるのが一般的ですが、今回の改良は異例の早さです。なぜこれほど早く改良が行われたのでしょうか?また、新旧モデルの違いはどこにあるのでしょうか?詳しく解説していきます。
もくじ
新型フリードの販売状況は好調
2024年6月28日に発売された新型フリードは、発売開始からわずか1ヶ月で約3万8000台の受注を記録しました。特にハイブリッドモデル(e:HEV)が人気で、受注の約83%を占めています。
しかし、納車待ちは依然として長く、2025年1月時点ではガソリン車が4〜6ヶ月待ち、ハイブリッド車は7〜9ヶ月待ちとなっています。人気グレード「e:HEV Air EX」に至っては、10ヶ月以上の納車待ちが続いている状況です。
そんな中、ホンダは2025年1月20日に、一部改良を発表しました。
フリードの一部改良内容とは?
今回の一部改良では、安全装備の追加やボディ塗装の変更が行われています。
1. 安全装備の拡充
これまで「e:HEV Air EX(6人乗り)」と「e:HEV Crosstar(6人乗り)」でしか選択できなかった以下のオプションが、すべてのe:HEVモデルで選択可能になりました。
- アダプティブドライビングビーム(ADB)
- 夜間の視認性を向上させ、対向車の部分のみロービームに切り替える機能。
- LEDアクティブコーナリングライト
- カーブ時にライトの照射範囲を広げる機能。
- マルチビューカメラシステム
- 車両周囲の映像を合成し、上から見たような視点で確認できる機能。
これらの機能が上級グレードでしか選べなかったことに不満を抱くユーザーが多かったため、ホンダが改良を決断したと考えられます。
2. ボディ塗装の改良
新型フリードでは、ボディ塗装のクリア剤を従来の「アクリルメラミンクリア」から、耐久性が1.5倍向上した新素材へ変更しました。この変更により、ボディのツヤ感が増し、経年劣化しにくくなったとされています。
3. e:HEVモデルのみ価格値上げ
今回の改良に伴い、e:HEVモデルは 一律16万5000円 の値上げが行われました。
例えば、「e:HEV Air EX FF 6人乗り」の価格は 341万円 → 357万2000円 に引き上げられています。
一方、ガソリンモデルには価格変更がなく、今後の値上げが懸念される状況です。
新旧モデルの違いを比較
比較項目 | 旧モデル | 新モデル(2025年改良後) |
---|---|---|
発売時期 | 2024年6月 | 2025年2月改良 |
安全装備 | 上級グレードのみ選択可 | e:HEV全車で選択可能 |
ボディ塗装 | アクリルメラミンクリア | 耐久性1.5倍の新素材 |
価格 | そのまま | e:HEVのみ16万5000円値上げ |
新型モデルは、特に 安全装備の充実 と 塗装の耐久性向上 がポイントです。ただし、価格が上がったことで「コスパが悪くなった」と感じる人もいるでしょう。
なぜ一部改良がこんなに早かったのか?
一般的に、新型車の一部改良は発売から1年以上経過して行われることが多いですが、フリードは発売半年での改良となりました。その背景には、以下の理由が考えられます。
- 購入者の不満を早急に解消するため
- 上級グレードでしか選べなかった安全装備を、より多くのモデルに搭載することで、ユーザー満足度を高めたかった。
- e:HEVの販売を促進するため
- e:HEVモデルのオプション追加により、販売を強化し、シエンタとの差別化を図る狙い。
- 原材料価格の高騰による値上げ対策
- 早めに値上げを行い、収益を確保するための戦略。
これらの理由から、ホンダは通常よりも早い段階で一部改良を実施したと考えられます。
まとめ:購入するならガソリン車が狙い目?
今回の改良で、e:HEVモデルは値上げが実施されましたが、 ガソリンモデルは価格据え置き となっています。そのため、コストパフォーマンスを重視するなら、ガソリン車の方が狙い目と言えるでしょう。
また、安全装備が充実したe:HEVモデルは、より快適な運転を求める人におすすめです。ただし、値上げの影響も考慮し、しっかり比較検討することが重要です。
【ポイントまとめ】
✅ 安全装備の拡充(e:HEV全グレードでオプション選択可)
✅ 塗装の改良(耐久性1.5倍向上)
✅ e:HEVモデルは16万5000円の値上げ
✅ ガソリンモデルは価格据え置き(今後値上げの可能性あり)
✅ 購入するならコスパの良いガソリンモデルが狙い目!
フリードの購入を検討している方は、 納期や価格動向をチェックしながら早めの決断が吉 かもしれません!