赤ちゃんの寝つきが悪く、夜泣きに悩んでいませんか?
実は、親が良かれと思ってやっていることが、逆に赤ちゃんの「ねんね下手」を引き起こしている可能性があります。
この記事では、赤ちゃんの睡眠を妨げるNG習慣7つを紹介し、正しい寝かしつけのコツを解説します。
もくじ
赤ちゃんを「ねんね下手」にしてしまう7つのNG習慣
1. 寝かしつけのタイミングが遅すぎる
赤ちゃんがギャーっと泣いてから寝かしつけを始めるのはNGです。
このタイミングでは、赤ちゃんが疲れすぎてストレスホルモン(コルチゾール)を過剰分泌してしまい、逆に寝つきにくくなってしまいます。
対策:
- 赤ちゃんが眠たくなるサイン(目をこする・あくびをするなど)を観察し、眠りのピーク前に寝かしつけを開始しましょう。
2. 昼寝を制限する
「昼寝を短くすれば夜はぐっすり眠れる」と思っていませんか?
実はこれは大きな誤解で、昼間の睡眠が少なすぎると赤ちゃんは疲れすぎてしまい、逆に夜の寝つきが悪くなります。
対策:
- 月齢に合った昼寝の回数・時間を確保する。
- 昼間の活動時間が長すぎないように調整する。
3. 寝かしつけの方法を固定しすぎる
「抱っこじゃないと寝られない」「授乳しながらじゃないと寝ない」など、特定の方法に頼りすぎると、赤ちゃんが自力で寝る力を身につけられなくなります。
対策:
- 初めから抱っこせず、お布団に寝かせた状態でトントンするなど、少しずつ寝る環境を変えていきましょう。
- 泣いてもすぐに抱き上げず、少し様子を見ることも大切です。
4. 厚着をさせすぎる
赤ちゃんは大人よりも体温調節が未熟なため、厚着をしすぎると暑くなりすぎて寝苦しくなります。
対策:
- 室温は20~24℃を目安に調整。
- 室温が高めの場合は、メッシュ素材の肌着1枚でOK。
- 寒そうならスリーパーなどを活用する。
5. 寝るときに音楽やオルゴールを流し続ける
寝る前にオルゴールや子守歌を流すのは良い習慣ですが、眠りについた後もずっと流し続けると逆効果です。
赤ちゃんは眠りのサイクルの途中で目を覚ますことがあり、そのときに「音が消えている!」と気づくと、不安になって泣いてしまうことがあります。
対策:
- 音楽は赤ちゃんが眠る前に止める。
- 「ホワイトノイズ」を活用すると一定の環境音が保てるのでおすすめ。
6. 夜中にすぐ授乳やオムツ替えをする
赤ちゃんが夜中に目を覚ましたとき、すぐに授乳やオムツ替えをしていませんか?
実は、必ずしも毎回必要ではなく、習慣化すると「夜中に起きればおっぱいがもらえる」と思い、頻繁に目を覚ますようになります。
対策:
- 8ヶ月以降で授乳回数が多すぎる場合は、少しずつ回数を減らす。
- オムツはうんちのとき以外はすぐに替えなくてもOK(高吸収タイプを使用すると安心)。
7. 赤ちゃんが泣いたらすぐに抱き上げる
赤ちゃんが泣いたらすぐに抱っこするのは当然のことですが、「少し泣いただけで即対応」していると、赤ちゃんは自分で落ち着く力を身につけられません。
対策:
- 少しの泣き声なら、すぐに抱き上げず、しばらく様子を見る。
- 赤ちゃんが自分の指をしゃぶる・布を触るなど、自分で落ち着く方法を探す時間を与える。
FAQ
Q1: 昼寝はどれくらいさせるべき?
A: 月齢によって異なりますが、例えば生後3ヶ月なら昼寝は3~4回、合計4~5時間程度が理想的です。
Q2: 抱っこなしで寝かせる練習はいつから始める?
A: 生後3~4ヶ月頃から少しずつ始めるのがおすすめです。最初は抱っこで寝かしつけ、その後少しずつ布団での寝かしつけに慣れさせていきましょう。
Q3: 赤ちゃんが夜中に頻繁に起きるのはなぜ?
A: 昼寝不足や、寝かしつけの方法が固定されていると、夜中に目覚める回数が増えやすくなります。環境を整え、一定のリズムを作ることが重要です。
まとめ
赤ちゃんの寝つきをよくするには、寝かしつけのタイミング・習慣・環境を見直すことが大切です。
特に、「疲れすぎる前に寝かせる」「昼寝をしっかり取る」「抱っこや授乳に頼りすぎない」などのポイントを意識すると、赤ちゃんが自然に眠れる力を身につけやすくなります。
寝かしつけに悩んでいる方は、今日からぜひ試してみてください!