中古車選びは慎重に行わないと、大きな損をしてしまう可能性があります。見た目は良くても、実は大きな欠陥を抱えた「絶対に買ってはいけない中古車」が市場には存在します。
今回は、車屋の社長が解説する「買ってはいけない中古車の特徴と見分け方」について詳しく紹介します。
もくじ
1. 冠水車(浸水車)は絶対にNG
冠水車とは?
冠水車とは、水害や大雨などで浸水した車のことです。一見すると普通に見えても、内部の電気系統やエンジンに深刻なダメージが残っていることがあります。
冠水車の見分け方
- シートベルトを引き出して色の変化をチェック(途中で色が変わっている場合、水に浸かった可能性あり)
- フロアマットの下を確認(カビや泥汚れがあると危険)
- ドアの内側パネルをチェック(泥水の跡が残っている場合がある)
- 車内の異臭(カビ臭い、湿っぽい)を確認
冠水車は安く売られていることが多いですが、購入すると後で高額な修理費がかかる可能性があるため、避けた方が無難です。
2. サビや腐食が激しい車
どんな車が危険?
雪国や海沿いの地域で使用された車は、塩害や融雪剤の影響でサビや腐食が進んでいることがあります。サビは放置すると車の強度を損ね、最悪の場合、走行中に重要なパーツが破損するリスクがあります。
サビ車の見分け方
- 下回りを確認(フレームやマフラーに錆びがひどく、剥がれていると危険)
- エンジンルームのボルトやナットをチェック(サビが進行していると要注意)
- ドアの開閉時の音や動きがぎこちない(内部の腐食の可能性)
軽いサビなら修理可能ですが、フレームまで腐食している車は避けるべきです。
3. メーター改ざん車(走行距離詐称車)
メーター改ざんとは?
メーター改ざん車とは、本来の走行距離よりも少なく見せるためにメーターを巻き戻した車のことです。特に海外輸入車や古い車でこの手口が使われることがあります。
メーター改ざん車の見分け方
- メンテナンスノートをチェック(走行距離の記録が不自然でないか)
- 車検証の過去の走行距離を確認
- オークション履歴を確認(信頼できる業者なら調査してくれる)
- ペダルやハンドルの摩耗具合を確認(走行距離が少ないのに異常に磨耗していると怪しい)
中古車を購入する際は、走行距離だけでなく全体の状態を見て判断することが重要です。
まとめ
絶対に買ってはいけない中古車の特徴は以下の3つです。
- 冠水車(内部に深刻なダメージの可能性)
- サビや腐食が進んでいる車(安全性に問題)
- メーター改ざん車(実際の走行距離が不明)
中古車を選ぶ際は、信頼できる業者から購入し、試乗や車両チェックをしっかり行うことが大切です。
このような問題を避けるためにも、中古車選びでは慎重に情報を確認し、信頼できる販売店から購入するようにしましょう!