「変わりたいのに、なぜか同じパターンを繰り返してしまう…」
そんな経験はありませんか？
ジョー・ディスペンザ博士の著書『自分というクセをやめる（Breaking the Habit of Being Yourself）』は、量子物理学・神経科学・脳科学の視点から、私たちが変われない理由と、その克服方法を解説しています。
この記事では、動画の内容をもとに、「自分を変える」ための重要なポイントをわかりやすく解説していきます。
もくじ
「あなたの思考」が人生を作る
ディスペンザ博士は、「私たちの思考が人生を作る」と述べています。
例えば、次のような行動を毎日繰り返していませんか？
- 毎朝、同じ時間に起きて、同じ道を通って出勤する
- 同じ人と話し、同じ感情を抱き、同じ習慣を繰り返す
- そして、「変わりたい」と思いながらも、結局同じ1日を過ごしてしまう
このように、同じ思考・行動を続けている限り、人生は変わらないのです。
しかし、量子物理学の視点から見ると、未来は無限の可能性に満ちています。
つまり、「今までの自分」ではなく、「新しい自分」に意識を向ければ、人生を変えることができるのです。
「習慣化された脳の回路」があなたを変えられなくしている
脳は、繰り返し考えたことや行動を習慣として記憶します。
なぜ「変わりたいのに変われない」のか？
脳の神経細胞には、「一緒に発火する神経細胞は、一緒に結びつく」という性質があります。
つまり、同じ考え・行動を続けると、脳の回路が固定化され、それが「自分の個性」となってしまうのです。
例えば、
- 「どうせ私は変われない」と考え続ける → その考えが強化される
- 「いつも私は運が悪い」と思い続ける → その思考が現実化する
このように、思考と感情がセットになり、繰り返されることで、私たちは無意識のうちに「同じ自分」を作り続けているのです。
では、どうすればこの習慣化された脳の回路を変えられるのでしょうか？
「新しい自分」を作る方法
ディスペンザ博士は、「新しいことを学ぶ」ことが脳の回路を変える鍵だと述べています。
脳の回路を書き換える3つのステップ
- 「今の自分」を客観的に観察する
- まずは、自分がどのような思考・行動・感情のパターンを繰り返しているかを認識します。
- 「なぜ私はいつも同じことで悩んでいるのか？」と問いかけてみましょう。
- 「新しい自分」を具体的にイメージする
- 未来の自分がどうなっていたいのかを明確にします。
- 「すでにその状態になっている」と思い込むことが大切です。
- 「新しい行動」を取り入れる
- 小さな習慣を変えることで、脳の回路を書き換えます。
- 例えば、いつもと違う道を歩く、新しい趣味を始める、ポジティブな言葉を口にするなど、些細なことから変えていきましょう。
思考と感情を一致させることが重要
私たちは、「ポジティブに考えよう」と思っても、心の奥ではネガティブな感情を持っていることが多いです。
例えば、
- 「成功したい！」と思いながらも、「でも、どうせ私には無理だ…」と感じている
- 「理想の人生を手に入れたい！」と思っても、実際は「今のままでいい」と思ってしまっている
このように、思考と感情が一致しないと、人生は変わらないのです。
だからこそ、「未来の自分」をリアルにイメージし、すでにその状態になったように「感じる」ことが大切なのです。
まとめ
ジョー・ディスペンザ博士の教えによると、私たちは「自分のクセ」によって無意識のうちに同じ人生を繰り返していることがわかります。
人生を変えるためのポイント
✔ 毎日の思考・行動を変え、新しい脳の回路を作る
✔ 「新しい自分」をリアルにイメージし、その感情を先に味わう
✔ 思考と感情を一致させることで、新しい現実を創造する
「変わりたいけど、なかなか変われない」と悩んでいる方は、まずは「小さな習慣の変化」から始めてみてください。
